こんにちはわたぞう(@asahitv)です。
ちょっと時間空きましたがこちらの記事の続きです。今回は職業訓練校について話を聞いてきたのでまとめたいと思います。まず、そもそも職業訓練所についてよく知らない方もいると思うので、概要から入っていきます。
職業訓練所って何するところ?
まずそもそも職業訓練所ってどんなところか知っていますか?
実は僕は20代の頃に一度行ったことがあるんです。
未経験の職種や業界に転職したいと思った時、なかなか未経験だと受からないですよね?(僕の時は就職氷河期だったのでそうてしたし、今はもっと大変ですよね。)
企業は新卒でも無ければ、基本的には即戦力を求めているケースが多く、特に僕の業界はそれが顕著で未経験OKとかいてあっても、それはほとんど無かったですね。
なので、普通は独学で勉強するか、スクールに行くわけですが、スクールって高いですよね?
そんな時に役に立つのが職業訓練所なのです。有料なものもありますが、教科書代(数千円~2万くらい)だけ負担すれば基本無料で受けれられるのが特徴です。
職業訓練所のメリット
- 未経験の業界に転職する可能性が増える(絶対にできるわけではない)
- 無料で受けられる(長期のものは有料もあります)
- 転職のサポート・相談をしてくれる
- 資格を取ることができる授業もある
- 条件によっては交通費や受けただけでお金が出る場合がある
- 受ける授業によっては実際の職場体験が出来る
- 雇用保険の人はハローワークに月イチでいかないといけないのが免除される
- 雇用保険(失業手当)の延長や受講手当が支給される(生活保障をしてくれる)
デメリットも書こうと思いましたが、思いつきませんでした。
メリットしかないと思います。
いくつかある中で特に大きいのは赤字にした2点で、僕は当時自己都合で退職し雇用保険をもらっていたわけですが、通常の3ヶ月に加えて1.5ヶ月ほど伸びたのでその間生活が困りませんでした。
またその経験を元に未経験の業界に転職することが出来て今のキャリアを積む(後にIT系の上場企業に入社までできました)ことが出来たので、めちゃくちゃ行ってよかった記憶しかありません。(ありがたや~~)当時年齢も幅広くて自分より若い20代前半~60代までいて仲間もできましたし。毎日行くのが楽しみでした。
職業訓練所の種類と科目が増えていた
話は戻して、ハローワークで失業給付の手続きをした帰りに、別のブースに職業訓練校の窓口もあったので、今どんなものがあるのか気になったので話を聞いてきました。
大きく、2種類の訓練校がありました。(東京都の事例ですが、他の都道府県も同じような感じなんじゃないかと思ってます)
職業訓練所の種類
雇用保険を払っていた人が受けれる訓練校
その中でまた2つのカテゴリに分類されます。
- 東京都がやっている訓練校
- 専門学校に委託して開講している訓練校
簡単に言うと東京都がやっている訓練校は元からあったもので、ここで補えなくなってきた職種などを民間の企業(専門学校とか)に委託して職種を増やしたようです。
なので、基本的には内容はかぶってません。昔からあるような仕事や職種が都が運営している職業訓練所。そこから新しく増えた仕事や職種が民間企業に委託しているというイメージです。
僕はWEBデザインを学びたかったので後者の専門学校が運営している学校に行きました。ちなみにそこで講師をしていた人は名前を出せませんが、当時本を数冊書いたり、セミナーなどのイベント講師をバンバンしていたWEB界の貴公子と言われていた人(WEBでデザインとかコーディングやっていた人なら知っているはず)でしたw
なので、無料とは言え授業のクオリティとスピード感はかなり高かったです。
どんな科目があるのか?
2020年のパンフレットを見る限り、都が運営しているものは104科目もあるようだ。
大カテゴリだけ言うと、3カテゴリに分類されている
- 機械関係
- 建築・造園関係
- 電気関係
- 塗装・印刷関係
- 情報関係
- ファッション関係
- 介護関係
- その他の専門科目
専門学校がやっているのものは色々あるので把握出来てないが、
下の写真にあるものは、通常の期間は3ヶ月がメインなのだが、プラス職場体験を1ヶ月足して4ヶ月の授業というちょっと特殊なやつ
WEB系や事務系、不動産、旅行関係でした。
別チラシでこんなものもあった。
不動産営業になるためのものでした。これ受けたい~~~!!!(あ、ただ不動産営業になるための授業なので、その意志がないと受講できません)
雇用保険を払ってなくても受けれる訓練校
専門学校や企業に委託をして開講している訓練校
これは僕が受けた時は無かったです。10年前くらいに出来たっって言っていたかな。
要は雇用保険を払っていた人って正社員や契約社員とかになるわけで、派遣やパートで働いている人ってつけてないことが多い。
それだとその人達がいつまで経ってもいい職場に行くことが出来ないのが問題となり、この制度が出来たようです。
こちらのメリットは基本雇用保険のものと一緒なんだが、
大きく違うことは雇用保険の延長が無い代わりに、受講中の生活の保護として月額10万円手当が出る点だ。
これはありがたい。月10万で生活なんてできるか!なんて人もいるかも知れないが、タダで授業をうけれて手当もでるなんてなんて素晴らしい制度なんだ!って思ってしまう。海外ならこんな守られていませんよ!
通所手当として交通費も出るようだ。
ただ支給対象になる条件がいくつかあるので、詳細はハローワークにいって聞いてください。
科目としては、パソコンの基本スキル、事務、WEB系(デザイナーやプログラマー)、不動産、医療事務、グラフィックデザイン、建築CAD、アロマエステシャン、ネイルなど幅広くやっているようです。
まとめ
これオイシイところでもあるんだけど、まちがってはいけないところがお金を貰いに行く場所ではなく、あくまで転職をするためのスキルを磨きに行く場所です。
たしかに明らかにこの人暇つぶしにきてるんだろうなーとか、金もらって転職するつもりなんてないんだろうなーって人もいます。
当時僕が通っていたときも、WEBデザイナーになりますって言っていた50代、60代のおじさんがいました。(酷な言い方ですがその年齢で未経験だとまあ無理でしょう)多分転職するつもりは無いと思います。ECサイト作りたいと言っていたので起業するつもりだったのかな??
でも逆に言えばちゃんとした職につきたいけど、スキルがないって方にはめちゃくちゃいい制度だと思います。
こういう制度って有るんだけどわかりやすく伝えることはないんですよね。(役所関係はそういうの多いです)自分で情報を拾いにいかないと損をしてしまうので、自ら情報を拾って賢く転職活動をするのが良いかもしれません。
ではまた