アラフォーオヤジの明日はどっちだ

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明日を変えたい、人生を豊かにしたいと不動産、リフォーム、経済・節約好きオヤジが突撃体験・調査した奮闘記

【読書所感】「理系脳で考える AI時代に生き残る人の条件」を読んでみた

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こんにちは、わたぞう(@asahitv)です。

 

今日はこんな本を読んだのでご紹介します。

 

理系脳で考える AI時代に生き残る人の条件 (朝日新書)
 

 

最初の帯にはこんなことが書いてあります。

 

どんな変化にも強くなる 「理系脳」で、AI時代を乗り切れ!
AI(人工知能)に仕事がとってかわられる日は近い。
真っ先に食いっぱぐれるのは『文系脳』の持ち主だ。
「数字が苦手」というあなたも恐れることはない。
理系脳は、たいした努力をしなくても、
今日から自分の力で手に入れることができる。
さあ、サバイバルのために理系脳を手に入れよう!

 

作者は元日本マイクロソフト社の社長をやっていた成毛さん

僕はFBでフォローしており、成毛さんの発言が分析的で面白い視点だったので、たまに投稿をチェックしていた。
FBみていると結構信者が多い、僕は違うが世の中のニュースを独自の分析をしていたのでなるほどね~という程度に見てました。

 

AI時代は理系脳でないと機械に仕事を取られてしまう

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冒頭に2030年には日本の労働人口の49%がAIやロボットに代替されるとある。

 

よくこの手の話は多いですね。googleは10年前くらいからそんな事を言ってました。

 

IT業界でなくてもそれはすごく感じていた。この本にも具体的にAIによる代替が難しい職業100種と代替可能な職業100種が掲載されていたが、リストを見ているとまさにそうだなーと思うことが多いです。

 

例えば、受付係、宝くじ販売員、データ入力係、、、と色々あるが、会社の受付はたまに受付嬢がいるが、大手だったり古い会社が多い。ただ、一般的にはipadを置いてアプリ入れておけば事足りる。

宝くじ販売員も今は人がやっているが自動販売機を作れば代替できるし、データ入力にしても、自動入力のアプリも今は随分優れていて音声を聞き取って文字にしてくれる精度は10年前と全然違う。

 

これだけ聞くとAI時代怖いとか、嫌な時代になったなーとか思う人もいるが自動化できることは機械に任せて、人間にしかできないクリエイティブな仕事や人間らしい仕事をすることができる世の中になると思うといい時代になるんじゃないかなーと感じる。

 

問題はそれをメインに仕事していて変化できなかったり、思考がマニュアル的になっている人には厳しい世の中になっていくだろうな感じる。

 

 

理系脳の条件とは?

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ここでいう理系というのは理数系の学校を出た人ではない。

理系の人でも文系脳がいたり、間違った思考だと文系脳になってしまうらしい。

ちなみに僕はバリバリの文系です。(数字が苦手)

 

 

理系脳の条件
  • 新しいものに興味がある・変化が好き
  • 刹那主義(筆者曰く対極にあるものはキャリア思考らしい)で未来志向
  • コミットの範囲が明確(自分で変えられないものは言及しない)
  • コミュニケーションが合理的

 

上記を簡単に説明すると、すぐ新しい機能を試したくなる人は、いいサービスやビジネスを考えられる発想が生まれやすくなり、

キャリア思考の人は、出世だ、人脈づくりだ!と自分の力がつくことでなく他人任せな本質とかけ離れることばかりに力を入れてしまうことを言う。

コミット範囲が明確というのは、例えば国の方針や対応にばかり不満を募らせ、SNSで書き込みばかりする人をよく見ると思うけど、これをやることで何かを変えられるのだろうか?それ自体の行為が時間の無駄で自分が行動することで実現できることに力を注ぐべきと筆者は考えている。

またコミュニケーションの合理性は、無駄な愛想笑いや空気や行間を読むということはコミュニケーションエラーが発生する可能性が高いのでしないとあった。

 

事例として、とある小説にでてくる話がある。

 

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三田物産に務める三田宗一郎という人がいた。

ある人はもしかして!と思って「財閥の一族ですか?」と聞いたところ、

「財閥なんて、、、、、戦後GHQに解散させられたんですよ。」といった。

 

それを聞いた人は三田一家に間違いない!と思いこんだが、

 

実は全く関係ない人で、いつもこうやって人を騙していたようだ。

 

でも実際はYESと言ったわけでないから騙したわけではないという

 

 

これを聞いているとたしかに空気や行間を読んだことにより結果勘違いをしただけって経験が僕はある。

偉い人がちょっとしたことをいうだけで周りは勝手に推測していい方向にもっていくということはないだろうか?

 

 

 

もうひとつ、理系・文系脳を表す面白いジョークががあった。

 

スコットランド天文学者、物理学者、数学者が旅行中、電車の窓から1匹の黒い羊を見た。

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3人は別々のことをいった

 

天文学者スコットランドには黒い羊がいる!

物理学者「スコットランドには黒い羊が少なくても1匹はいる

数学者「スコットランドには少なくても1匹は体の片側が黒い羊がいる

 

これは面白い、僕は少なくても天文学者タイプだ。

物理学者は見た1匹だけの事を言っているが、反対側も黒いと思い込んだ

数学者は本当にみたものだけを真実としている。勝手な想像だけで発言をしていない。

 

 

具体的な理系脳の思考法とは?

 

より具体的に、理系脳の思考法をいくつかピックアップしてみる。

 

仮説と検証を繰り返す、ただ検証不可なことは割り切る。

ある事柄を自分ならこうするという考えを持つ癖をつける。ただ自分で行動し、検証できなければ思考実験でしかない。数値化できることが重要。

コンペ意識を常に持つ

簡単に言えばライバルを持つということ。数字や技術で競い合うからこそ実力以上の結果が出せる

変化率に注目する

「100万を300万に増やした人」「1億を3億に増やした人」

どちらがすごいか?単純に考えると後者のほうがすごい気がするが、どれだけの時間をかけてそうしたか?の考えが入ると違ってくる。

例えば前者が1秒での結果だとしたら?

そういった時間あたりの変化率をだすことで数字にだまされないようにするのが重要

副詞に騙されない

「すごく」早い、「かなり」儲かっている。

この括弧書きみたいな表現だ。僕もよく使うので、反省の念を込めて読んでいた。

 

その会社の資本金はすごく多い

その会社の資本金は5兆円なので多い

その会社の資本金は5兆円と、上場企業全体の平均と比べて突出して高い

 

 

より具体的で何と比較してどう多いのか?

と内容がわかるものに変化した。

 

 

まとめ

まあ読んでいると多少なりツッコミはあるが、面白い視点だしそこまで理系脳だけに憧れはないが、数字には強くなりたいし、論理的な文章の書き方にはなりたいと思う。そのための訓練のブログでもある。(ここでは取り上げてないが、論理的な文章の書き方も取り上げている)

ただ政治的なものにコメントをよく載せている人や、本質でないことばかりに注目して普段行動しても何も生まれないなとはたしかに思う。

自分の襟を正して「意識して・変化も楽しんで」日々を生きていかないと、いつの間にかにロボットに仕事を取られてしまう人間にならないように日々生きていきたいなと思う。

 

理系脳で考える AI時代に生き残る人の条件 (朝日新書)
 

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